一般的な「橋」は橋台(橋の両端で橋桁を支える部分)や橋脚(橋を支える脚の部分)といった下部と橋桁や床版という上部で構成されています。弊社では主に橋台や橋脚の工事を行っております。
橋の工事は主に河川で行うため、特殊な工事を除き、渇水期である冬場に実施するケースが多いです。北海道では雪や風が強い日が多いため、工事個所に足場を設けてシートで囲って作業をしています。もし冬場に川でシート囲いを見かけたら、私たちが作業をしているかもしれません。
擁壁とは段差や傾斜がある土地をコンクリート等で壁を作り土砂崩れや、流出を防ぐ目的で作られます。山や崖、または住宅地でもコンクリートの壁があるのを見たことがあるかもしれません。
住宅地や市街地などの場合は斜面の角度がなだらかだとスペースに無駄ができてしまいます。直角に近い状態に壁を設けて、土地の有効活用が可能となります。
コンクリートの品質はもちろんですが、特に人目につきやすい部分であるため、見た目をきれいに仕上げるのも重要です。多い場所だと10枚以上の壁を作り、長さが100m以上に及びますが、まっすぐになるよう確認しながら作業を進めます。
函渠工はボックス(ボックスカルバート)と呼ばれます。ボックスには、車道ボックス・水路ボックス・人道ボックス等があります。他には貯水槽や電気・通信配線用のボックスもあります。人目には付きにくい物ですが、人々の生活に深くかかわっているものです。高速道路等の四角くて短いトンネルや川の水路などが代表例です。
基本的な工事の流れは擁壁工事と同じですが、管渠ではスラブ(天井部分)も施工しなければなりません。特にポイントとなるのはスラブを支える支保(支柱などの仮設建造物)です。重量が1,000tを超えることもありますので、支保にも強度が求められ、大掛かりな工事となります。また、擁壁工事と同様、品質はもちろん見た目にもこだわって施工を進めます。